斉藤由貴 ライブ音源CD 「POETIC Live 1986」レビュー

1985年「卒業」でアイドル歌手としてデビューした斉藤由貴さん。

この時は既に19歳。ふわっとした雰囲気を持ちながらもカッと見開いた目力に引き込まれた方も多かったのではないでしょうか。

斉藤由貴さんの20歳の誕生日である1986年9月10日にはNHKホールにてライブが開催されましたが、その音源を収録したのが「POETIC Live 1986」という2枚組のCD。

これは当時リリースされたものではなく、斉藤由貴さんのデビュー25周年を記念して2009年に初めてCD化されたものです。

アイドルとして絶頂期を迎えると共に、NHK朝の連続テレビ小説「はね駒」への出演していた時期でもあることから、そのドラマの主人公である「おりんちゃん」をこのCDからふと感じることがあります。

今回は、この「POETIC Live 1986」というCDについて、その概要やHQCD化された音質等について書いてみたいと思います。

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アイドルとして至高のライブアルバム

アルバムの仕様について

ジャケットは見開きになっていて、保護袋に入った2枚のCDはジャケット両端から取り出せるようになっています。

封入されているパンフレットの表裏の写真は、このライブの時に売られていたコンサートパンフレットと同じもので、パンフレット内に写っている数々の写真もこのコンサートパンフレットから転載されたものが散りばめられているので、当時、このライブに行けなかった方も、封入パンフレットを見ながらCDを聴くと、より臨場感を味わえるような作りになっています。

収録曲の「石鹸色の夏」は歌詞を間違えて歌っていますが、歌詞カードにも、その歌い間違えの通りに記載されています。

音質について

音質チェックは、パソコンにFLACで取り込んだ音源を以下の環境にて行いました。

・再生ソフト・・・SONY MEDIA GO(ASIO)

・ポータブルアンプ・・・SONY PHA-2

・ヘッドフォン・・・SONY MDR-Z1000

結論から言うと、非常に高音質なCDだと思います。

現代のマスタリングらしく音圧感(音の厚み、力強さ)がありながら、非常にクリアで、ライブで鳴っている全ての音が鮮明に聴こえます。

特筆すべきは音場で、左右上下に広いだけでなく奥行きも感じられ、音場が立体的、かつ、従来のCDでよく感じられた音の詰まりも感じ難く、再生機器が優秀ならば、よりライブ会場にいるかのような臨場感を味わえると思います。

HQCDという仕様の影響もあると思いますが、状態の良いマスターテープと緻密なマスタリングが高音質に大きく貢献していると思います。

収録曲とライブの様子について

収録曲は以下の通りです。

(DISC 1)

  1. 月野原
  2. 悲しみよこんにちは
  3. MC-1(BGM:土曜日のタマネギ)
  4. パジャマのシンデレラ
  5. 指輪物語
  6. MC-2(BGM:コスモス通信)
  7. コスモス通信
  8. 初戀
  9. 卒業
  10. MC-3(BGM:卒業)
  11. 情熱
  12. 白い炎

(DISC 2)

  1. AXIA~かなしいことり~
  2. MC(みんなでHAPPY BIRTHDAY TO YOU)
  3. 石鹸色の夏
  4. お引越し・忘れもの
  5. ささやきの妖精
  6. 手のひらの気球船
  7. 海の絵葉書
  8. 青空のかけら
  9. 今だけの真実

実際のライブのセットリストと見比べてみましたが、カットされているのは、DISC 2の9曲目「今だけの真実」の前の「土曜日のタマネギ」ぐらいで、ところどころMCのカットもあるとは思いますが、ライブの流れをそのまま味わえる完全収録に近い形となっています。

オープニングの「月野原」は、バンドの生演奏でなくレコードのカラオケ音源を使用していると思われますが、それ以後は斉藤由貴さんのMC中に流れるBGMも含め、生演奏となっています。

DISC 2の9曲目「青空のかけら」、10曲目「今だけの真実」は、アンコールで歌われたもので、「今だけの真実」に関しては、ゲストとして参加された谷山浩子さんがピアノ伴奏をされています。

DISC 1のMCは、斉藤由貴さんによるポエムの朗読といった感じですが、DISC 2のMCは斉藤由貴さんによるお客様へのご挨拶。

「こんにちは、斉藤由貴です。あのー、実は、あのー、今日は….恥ずかしながら…私にとって全く特別な…ハハハ…」

こんなMCから観客の拍手が沸き上がり、HAPPY BIRTHDAY TOU YOUの合唱が始まります。

オープニングからしばらくは緊張しているせいか歌い方も硬く、ところどころ声がひっくり返ったり音程が不安定になったりする場面もありますが、徐々に緊張も取れてきて、「コスモス通信」の”でもね”、「お引越し・忘れもの」の”あなたが好きよ”は、話し言葉のようにとってもかわいらしく歌い、「石鹸色の夏」に関しては、全体的にオリジナルよりもかわいらしい歌い方になっています。

「お引越し・忘れもの」の間奏では、斉藤由貴さんがこの曲の作詞をした時の様子を語りますが、間奏中に話し終わらないといけないという慌てた感じが聴いて取れます。

この雰囲気が、冒頭でお話しした「はね駒」のおりんちゃんのようで、この間奏中に「ほいで」なんて方言も飛び出します。

こういったかわいらしいところも、このCDの聴きどころですが、もう一つの聴きどころは、感極まって涙声になるシーン。

DISC 1最後のMCは、「ガラスが好きです…」という言葉から始まる感傷的なポエム。

かなり感情をこめて読んだポエムの後に歌った「情熱」は、感情があふれ出してところどころ涙声になっています。

それでも、”さよならねって言いだしたのはー”の辺りのロングトーン、ハイトーンや、続く「白い炎」は気丈にしっかりと歌っていて、斉藤由貴さんの芯の強さを感じます。

ライブ最後の「今だけの真実」も同様で、聴いている側も感涙します。

まとめ

アイドルのライブ盤はたくさんありますが、この斉藤由貴さんの「POETIC Live 1986」のように完全収録に近く、かつ、高音質でリリースされているものは少ないため、このアルバムはとても貴重だと思います。

アイドル斉藤由貴さんにときめいた方に是非聴いていただきたい一枚です。

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