SONY XBA-N3とトリプルコンフォートイヤーピースレビュー①~3万円前後のおすすめイヤホン~

先日、秋葉原のe-イヤホンにて、SONY XBA-N3の音をじっくりと聞いてきましたので、その試聴レビューと、トリプルコンフォートイヤーピースのレビューをしたいと思います。

近年のBA(バランスト・アーマチュア)やダイナミック型イヤホン、ハイブリッド型イヤホンは、複数のドライバーを積んだ製品が多く、ドライバーの数が多ければ音が良いんじゃないかといったような風潮も見受けられます。

これまでのSONYのBAやハイブリッド型イヤホンもその類でしたが、今回の新製品 XBA-Nシリーズは、BAとダイナミックドライバーを各1基ずつしか積んでおらず、イヤホンマニアの方にとっては、スペック的にもの足らず、XBA-N3については眼中にないという方もいらっしゃるかもしれません。

今回、私がXBA-N3を試聴した結論から言うと、このXBA-N3は、モニターイヤホンのMDR-EX1000と並ぶ、リスニングイヤホンの名機誕生と言える完成度でした。

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SONY XBA-N3のハード面について

何をもってXBA-N3が、今までのXBAシリーズの中で一番良いと思ったのか、私が購入した過去のXBAシリーズの話とからめてお話ししたいと思います。

私が購入した以前のXBAシリーズは、、、

かつて、BA型イヤホンと言えば、高額な製品ばかりで、高級イヤホン=BA型イヤホンという感じでした。

しかし、SONYがBAドライバーを自社開発し、それを製品化したXBA-1~4SLという製品を世に送り出した時、XBA-3SL、XBA-4SLは、トリプル、クアッドドライバーを搭載したBA型イヤホンの中でも一番価格が安く、びっくりしたことを思い出します。

その後、現在に至るまで、SONY XBAシリーズは続いていますが、私は、XBA-3SL、XBA-H3、XBA-A2と買い続けてきました。

XBA-3SLはBA×3のマルチドライバー、XBA-H3はBA×2+16mmダイナミックドライバーのハイブリッド型、XBA-A2はBA×2+12mmダイナミックドライバーのハイブリッド型ですが、私はこれらのイヤホンに共通して感じることがありました。

低音の量感についてはマルチBAとハイブリッド型では異なりますが、ボーカルを中心とした中音や、シンバルやハイハットを中心とした高音に関しては、とても似ていました。

細かい音をはっきり聴かせるため、又は音の分離(解像度)の良さをアピールするためか、音の線が細く、耳障りにになるかならないかギリギリの主張の強い高音、ボーカルは明るく明瞭ですが、厚みが薄く、少し遠いところから聞こえ、曲によっては潤いのないカサついた声にも聞こえました。

これを気持ちいいと思う方もいると思いますが、私は普段自分の耳で聞いている音楽の音と違いすぎて、複数所有している他社のイヤホンと聞き比べる度に、その不自然さが気になっていました。

その他、共通して言えるのは、装着感がに少々難があるということです。

こういったシャリつきが気になるイヤホンは、耳の奥の方にノズルを入れ、密閉度を高めると解消される事がありますが、XBA-3SLはその形状から、それが出来ず、無理に入れようとすると、本体が耳の穴の入り口に干渉して、耳が痛くなってしまいました。

XBA-H3は、イヤホンコードはいわゆるシュア掛け仕様でしたが、イヤホン本体がシュアのイヤホンの様に耳のくぼみに収まるのではなく、完全に耳の外に出ているため、耳にフィットさせているというより、イヤホン本体を紐で釣っているという感じで、とても不安を感じる装着感でした。

XBA-Aシリーズが発売された頃、耳賭け式のXBAシリーズには懲りてしまったので、イヤホンコードを普通に下に垂らすタイプのイヤホンにしようと思い、あえてフラッグシップは購入せず、XBA-A2を購入しました。

ただ、外出時等で使用していると、その本体の大きさと重さから、少しずつイヤホン本体が下に傾き始め、イヤーピースの密着度が低くなってきて、時々、イヤホンの位置を変えたり、一旦外して、イヤーピースや耳の中の油をふき取り、装着し直したりで、少々面倒でした。

XBA-N3の本体とトリプルコンフォートイヤーピース

まず、見た目ですが、上記の写真の通り、今までのXBAシリーズと比べると、かなりコンパクトになりました。耳に装着した時の違和感は全くありませんでした。

BA×1とダイナミックドライバー×1の2ウェイ構成ですが、どちらのドライバーも新設計となっており、従来のものよりも小型化され、かつ、その性能を従来のものよりもアップさせています。

今までのXBAシリーズは、ダイナミックドライバーが低音を支え、中高音はBAに担当させるという方式でしたが、今回のXBA-N3は、ダイナミックドライバーを中低音をメインとしたフルレンジ、BAをトゥイーターとして使用しています。

この新開発されたドライバーと、もう一つの目玉は、新しいイヤーピースの「トリプルコンフォートイヤーピース」です。

「トリプルコンフォートイヤーピース」の表面は、シュアの弾丸と言われるウレタンのイヤーピースを、少し使い込んだ感じの質感に似ています。

つまり、ツルっとした感覚なのですが、よく見ると、ものすごく細かい凸凹があります。

そして、このイヤーピースの淵をグニャグニャ触ってみた感じは、耳たぶを触っているような、何とも言えない心地よさがあります。

かつて、XBA-Aシリーズに付属していた、イヤーピースの中に赤い色の発砲シリコンの入った「シリコンフォームイヤーピース」は、コンプライのような柔らかい発砲シリコンではなく、どちらかというとシュアのフォームイヤーピースのような少し硬めのものが使用されていたため、耳の奥に入れると私は痛みを感じ、遮音性は高くなるけれども、この痛みのため、ほとんど使用しませんでした。

今回の「トリプルコンフォートイヤーピース」は、耳の奥に入れても痛みはなく、むしろふわふわの綿棒を耳に入れたような、そんな心地よい感じすらします。

そして、その遮音性は高く、「シリコンフォームイヤーピース」と同等か、それ以上と感じます。

従来のハイブリッドイヤーピースは、耳の穴の入り口付近で浅く装着しても、耳に吸い付くような感じでフィットしましたが、この「トリプルコンフォートイヤーピース」は、そういった感覚はなく、やはり、ある程度耳の穴の奥にイヤーピースを突っ込み、遮音性を高めて使用することを前提として作られていると思います。

もし、「トリプルコンフォートイヤーピース」を普通に装着し、高い遮音性が得られている感覚がない場合は、きちんとフィットしていない恐れがあります。

この状態で音を出すと、低音が逃げてしまい、軽い音になります。

この場合、耳たぶを下に引っ張りながら、痛みを感じない範囲で、イヤホンを耳に挿入してみてください。通常よりも深い挿入が容易にできると思います。

XBA-N3の装着感については、この「トリプルコンフォートイヤーピース」のおかげで良いと思いますが、イヤホン本体の形状から、それ程耳の奥に入るわけではないので、個々人のベストポジションを見つける自由度は、それほど高くはないと感じました。

つまり、イヤホン本体から見た装着感に関しては普通(平均)といったところでしょうか。

次のページでは、SONY XBA-N3の音質面についてレビューしたいと思います。

<次のページ>SONY XBA-N3の音質面について

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