Westone AM PRO30 & Westone 30 試聴レビュー~このイヤホンはどんな音?~

先日、秋葉原のe-イヤホンにて、Westoneのイヤホン2機種を試聴してきました。

私は、Westone 3を購入して以来、Westoneのしなやかで滑らかな音質が気に入り、後にWestone UM3X、W30を購入しました。

その他、Westoneのイヤホンは、ほとんど試聴しましたが、どの機種もWestoneの基本的な音質から大きく外れることなく、一貫してWestoneの音を聴かせてくれます。

今回は、以前から気になっていたWestone AM PRO30とWestone 30の音を聴いてみました。

スポンサーリンク

Westone AM PRO30とWestone 30について

私がイヤホンにハマった初期の頃、初めて購入したマルチBA(バランスド・アーマテュア)のイヤホンが、Westone 3でした。

現在、Westoneのイヤホンは、Westone 3のみ手元に残し、その他は全て売却してしまいました。

イヤホンの新製品を複数購入していくと、段々以前に購入したイヤホンの音等に物足りなさを感じて、売却してしまうのですが、私にとってWestone 3だけは、他のイヤホンにはないリスニングイヤホンとしての心地よさを持っていたため、現在でもSHURE SE846と並んで愛用しています。

試聴環境

この2機種の試聴にあたって、DAPはSONY NW-ZX2を使用し、試聴曲はFLACで取り込んだWinkの「淋しい熱帯魚」(Wink memories 1988-1996 Disc1)を中心に聴いてみました。

この曲は、イヤホンによって低音の量・キレ、全体の音量バランス、解像度、ボーカルの艶等の差が分かりやすいので、使用しました。

私が試聴前に聴いていたイヤホンは、Westoneの「Starシリコンイヤーチップ」を装着したSHURE SE846(ブライトノズル)です。

以下の2機種の試聴にあたり、イヤーピースは、Westoneの「Starシリコンイヤーチップ」のLサイズに付け替え、がっちりと遮音性を高めた状態で試聴しました。

Westone 30

このWestone 30は、かつて人気のあったWestone 3のリバイバル的な意味合いを込めて発売されたマルチBAのイヤホンです。

リバイバルと言ってもケーブルがMMCX方式の脱着式となったり、新たなチューニングがなされた新しいイヤホンになっています。

私はWestone 3ファンなので、まず最初にWestone 30の試聴をしてみました。

見た目、大きさはWestone 3とそっくりです。ただ、ケーブルに関しては、Westone 3よりも柔らかくしなやかで、非常に取り回しの良い作りになっています。

音質についてですが、音場、解像度、分解能、まろやかな音質、音のバランス、音の線の太さといった基本的な部分はWestone 3に似ていましたが、鳴っている音自体は少し違う感じを受けました。

先程、「まろやかな音質」と書きましたが、正確にいうと、結構鋭く刺さるような音が鳴っているけれども、それにベールを被せた音という印象を持ちました。

このWestone 30を視聴する前にも、FinalのF7200、AKGのN40、SONYのXBA-N3等を視聴しましたが、Westone 30には独特の空気感があり、視聴曲が同じでも、Westone 30で聴くと、曲のテンポがゆったりと聴こえます。

音質と空気感が独特なので、ハマる曲とハマらない曲が結構ありそうな感じがしました。

なお、これと似たような型番のWestone W30(下の写真)という機種がありますが、Westone 30とWestone W30では、見た目も音質もかなり違うので、ネット通販で注文されるときは、間違えのないようにご注意ください。

Westone AM PRO30

このWestone AM PROシリーズは、今までのWestoneのイヤホンとは構造が異なり、アンビエント型モニターイヤホンと呼ぶらしいです。

ミュージシャンがステージでモニターイヤホンを使用する場合、オーディエンスの声等の外部の音を聴くために、今まではいちいちイヤホンを片方はずしたりしていましたが、このイヤホンを使用すれば、イヤホンを耳からはずさなくとも、外部の音が聞こえ、かつイヤホンから聞こえる音質も高いクオリティーを保っている、そういうイヤホンのようです。

遮音性の高いカナル型イヤホンは、その高い密閉度から、総じて空間が狭めで、その空間を超えた音は鳴らないため、音が詰まって聞こえるといった不満が少なからずありました。

このWestone AM PROシリーズは、半開放型なので、どの程度、こういった点が解消されているのか興味を持ったため、今回は、AM PROシリーズの最上位機種であるAM PRO30を試聴してみました。

まず、見た目ですが、思ったよりも大きめでした。この日私が持ち歩いていたSHURE SE846よりも大きいです。

ケーブルの質感は、先程のWestone 30と同じです。MMCX端子付近から5㎝ぐらいの所まで、熱収縮チューブ(スミチューブ)のようなものが付いていますが、この部分には針金は入っていません。

ケーブル自体がかなりしなやかなので、耳にやんわりとケーブルが掛かる感じです。

次に音質ですが、このAM PROシリーズは、別にラインナップされているモニターイヤホンのUM PROの音を基礎としているようで、確かにUM PROシリーズ系の音を感じました。

音色はWestone特有の温かみある音で、先程試聴したWestone 30よりも柔らかく感じました。

音場は、私が知っているWestoneのイヤホンの中では、一番広いです。左右だけでなく、上下にも広く、奥行きはそこそこといった感じです。

ただ、他社のイヤホンも含めて特別広いかというとそういうわけでもなく、私がこの日使っていたSHURE SE846(ブライトノズル)+Westoneの「Starシリコンイヤーチップ」と同じくらいか、少し広いか?という感じでした。

この広い空間に、各音がヘッドホンのような大き目の音像で鳴りますが、半開放型のいう構造のせいか、厚みは適度で、暑苦しさは感じません。

音のバランスは、ボーカルがグッと前に出てきますが、その他の音もはっきりと聞こえ、一番出ているボーカルの音に他の音がマスクされて聞きづらいということはありません。

低音はかなり締まった音で、量は少なめに感じます。

今回の試聴にあたって、この試聴機に、持参したWestoneの「Starシリコンイヤーチップ」のLサイズを使用して、がっちりと遮音性を高めた状態で試聴しましたが、思った以上に遮音性が高く、試聴の際、周囲の音が良く聞こえて不思議な感じがするという感覚は、このe-イヤホンという売り場で試聴した限りにおいて、個人的には感じませんでした。

音漏れについては、確認できませんでした。

まとめ

今回試聴した2機種は、Westoneのイヤホンの中でも独特なイヤホンなので、リスニング向けのWestone Wシリーズに比べると、リスニング用途という面においては、人、又は曲を選ぶ製品だと感じました。

今回試聴した2機種は、オリジナリティのある音を奏でるので、この機種の購入を考えている方は、ネットのレビューのみで購入の可否を判断するのではなく、必ず試聴してからにされた方が良いと思います。

ただ、個人的にはWestone AM PROの音は面白いと感じました。複数のフラッグシップイヤホンをお持ちの方で、高い解像度や濃い音等で、若干疲れ気味の方にはおすすめしたいイヤホンです。

関連事項

新たなSpinFit TwinBladeレビュー~この音に度肝抜かれました(≧◇≦)~

イヤホン名機 Westone 3レビュー~生楽器の奥深い響き~

★SHURE SE846レビュー

ブログトップページ

イヤホン・ヘッドホン・DAP関連記事一覧

スポンサーリンク
Westone AM PRO30 & Westone 30 試聴レビュー~このイヤホンはどんな音?~
この記事をお届けした
おすすめイヤホンと黄金の80年代の最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする