昭和の傑作TVドラマ 「俺たちは天使だ!」

昭和のテレビ番組には、創意工夫と作り手の情熱が詰まった傑作が数多く存在しました。

刑事ものでは、「太陽にほえろ!」といったシリアスな刑事ドラマの他、水谷豊さん主演の「熱中時代 刑事編」、ビートたけしさん主演の「刑事ヨロシク」、松崎しげるさん主演の「噂の刑事トミーとマツ」など、オリジナリティーあふれるコメディー要素の強い刑事ドラマもたくさんありました。

今回は、何度も見たくなるコメディー探偵ドラマ「俺たちは天使だ!」を紹介したいと思います。

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俺たちは天使だ!(1979年 日本テレビ)

ちょうどインベーダーゲームが流行っていた頃に放送されたドラマです。

スコッチ、デンカ、長さんといった「太陽にほえろ!」の面々が出演しており、当時私は、「太陽にほえろの人たちがふざけてる!」と思って、毎回放送を楽しみにしていました。

ちなみに、このドラマは、沖雅也さんが「太陽にほえろ!」のスコッチ役を終えてからのドラマとなっています。

ドラマの内容

優秀な元刑事の麻生雅人が立ち上げた麻生探偵事務所の面々が、月200万円の収入を目標として、悪戦苦闘しながら依頼人の案件を解決していく話です。

最初の依頼内容は、人探し等の一見普通のものですが、調べていくうちに大きな事件と絡んでいることが分かり、毎回大騒動になります。死ぬかもしれない大事件に巻き込まれても、「運が悪けりゃ死ぬだけさ」と言って、全くシリアスにならず、楽し気に事件に立ち向かっていきます。

毎回問題は解決するのですが、なんだかんだでほとんど報酬が得られません。

個性的な役者たち

麻生探偵事務所は5人の職場です。それぞれあだ名で呼び合っています。

  • キャプテン(麻生雅人) 沖雅也
  • ダーツ(入江省三) 柴田恭兵
  • ナビ(島岡到) 渡辺篤
  • ジュン(芹沢準) 神田正輝
  • ユーコ(藤波悠子) 多岐川裕美

キャプテン、ヨーコ以外はみんな他の仕事と兼任しています。ダーツはディスコの店員、ナビは自動車修理工場、ジュンはテレビ放送局といった具合で、探偵仕事の依頼が入ると、これらの仕事を放り投げて探偵事務所に掛けつけます。

麻生は情報源として毎回弁護士事務所や古巣の警察署を訪れます。

  • 同じ探偵事務所と同じマンション弁護士(藤波昭彦) 小野寺昭
  • 新妻警察署の刑事(桂順次) 勝野洋

その他、麻生探偵事務所が入っているマンションの管理人さんは、「太陽にほえろ!」の長さんでおなじみの下川辰平さんが演じています。

先程も書きましたが、テキサス(勝野洋)、スコッチ(沖雅也)、デンカ(小野寺昭)、長さん(下川辰平)といった「太陽にほえろ!」の役者さんが多く出演しています。

第2話には、依頼人役として若かりし頃の浅野温子さんが出演されています。柴田恭兵さんとのカラミを見ていると、後に競演する「あぶない刑事」を思い出します。

このドラマの面白さ

オープニング

まずオープニングです。主題歌はSHOGUNの歌う「男たちのメロディー」で、バンジョーが印象的なコミカルでカッコいい曲です。

このオープニングで流れる映像をみれば本篇の内容が分かります。

悪い奴らとのカーチェイスで車が大破し、終いにはブレーキが利かなくなり、靴のかかとで車を止めようと必死になるといった感じのオープニングです。

役者のシンクロした演技

このドラマの一番の特徴は、出演者のダジャレ、コミカルな動き・セリフ回しにあります。

キャプテンが麻生という名前なので、依頼人に自己紹介をした時、良く「あっ!そう」という会話が見られます。

特に注目すべきは、麻生探偵事務所の男たちの会話のテンポの良さと、みんなでセリフと動きを合わせ、それに効果音も乗っかってなんとも心地よい面白さを醸し出しているところです。

これは、沖雅也さんら麻生探偵事務所の役を演じる面々が、このオープニング映像を見てドラマの方向性を理解し、毎回セリフや動きを合わせるためのミーティングを長々とやっていたからできたものらしいです。

監督も役者さんたちの意見で面白いと思ったのはバンバン取り入れ、現場で台本を変えたりしながらドラマを作っていったようです。

キャプテンの悪い奴らをやっつける武器

キャプテンは、赤いブーメランを使って相手をやっつけます。初めは普通の大きさのブーメランだったのですが、少しずつ改良して、ダーツの付いたブーメラン、最終的には大型のブーメランを背中に縛り付けて登場し、それで大人数の悪人をやっつけていました。

気になる最終話

このドラマは覚えているけど、最後はどうなったのかな?と思われている方もいらっしゃると思いますので、大まかな内容を書いておきます。

色々な事件を解決するも、収入がほとんどないため赤字が膨らみ、麻生は事務所を閉鎖することは決意する。

事務所閉鎖の旨を古巣の警察署へ伝えに行ったところ、たまたま警察署に探偵を紹介してほしいというおばあさんがやってくる。

麻生はこれを最後の仕事と決め、依頼を引き受ける。

依頼内容は、駆け落ちした息子の死亡と残された嫁と孫が苦労しているしていることを知ったので、長年の怒りを解き、嫁と孫を引き取りたいので、探して欲しいというものだった。

報酬は5億円といわれ、一見普通のおばあさんにしか見えないことから、ダーツら全員は張ったりと思い込み、仕事を拒否する。

しかし、キャプテンはこの依頼を引き受け、いろいろ調べていくうちに、このおばあさんはブラジル農園のお金持ちだと知る。そこで、再度メンバーが揃い、人探しに向かう。

簡単に嫁と孫は見つかり、おばあさんに引き合わせることができたが、このおばあさんを金目当てで狙う悪い奴らに、キャプテンとおばあさんが連れ去られる。

そしていつものドタバタ劇が始まり、最後は本当に5億円の報酬を得ることになる。

といった話です。皆さん覚えていましたか?

まとめ

いかがでしたか?私はこの「俺たちは天使だ!」が大好きで、DVDを全巻購入してしまいました。今はBDで発売されているのですね。

昭和のテレビはまだまだ面白い作品がたくさんあります。今後も少しずつ紹介していきたいと思います。

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