斉藤由貴 ハイレゾ版「ガラスの鼓動」音質レビュー~1986年版やゴールデン☆アイドルとの比較~

2016年7月20日に、斉藤由貴さんの過去のアルバム「AXIA」、「ガラスの鼓動」、「チャイム」、「風夢」、「PANT」と「オリジナルアルバム未収録編」がUHQCDで発売になりました。

同時に同タイトルのハイレゾ配信もされ、ハイレゾでは、ファーストシングル「卒業」から7枚目のシングル「MAY」までを収録した「ハイレゾお試しシングル7」も配信されています。

今回は、「ガラスの鼓動」をハイレゾにて入手しましたので、1986年に発売された「ガラスの鼓動」のCDとハイレゾの全体的な比較、「ガラスの鼓動」に収録されている「情熱」の初版CD、ゴールデン☆アイドル、ハイレゾの比較をしてみたいと思います。

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初版CDとゴールデン☆アイドルとハイレゾの仕様の違い

このセカンドアルバム「ガラスの鼓動」は、斉藤由貴さんがNHKの朝ドラ「はね駒」に出演していた頃に発売されたアルバムで、発売当時、私はレコードではなく、CDを購入しました。

初版CDとハイレゾの収録曲の違い

  1. 千の風音
  2. 月野原
  3. 土曜日のタマネギ
  4. 初戀
  5. 情熱
  6. コスモス通信
  7. パジャマのシンデレラ
  8. お引越し・忘れもの
  9. 海の絵葉書
  10. 今だけの真実
  11. ささやきの妖精

本来の収録曲は10曲目までです。今回のUHQCDとハイレゾ版では、各アルバムにボーナストラックが1~3曲程度収録されており、この「ガラスの鼓動」には4枚目のシングル「情熱」のB面に収録されていた「ささやきの妖精」が収録されています。

音質仕様について

初版CDは特筆すべきものはありません。

2014年に発売されたゴールデン☆アイドルの仕様は、最新デジタルリマスタリングHQCD高音質盤と記載されています。

ハイレゾ版「ガラスの鼓動」と他のCDとの音質比較

試聴には、パソコンからUSBケーブル経由でSONYのポータブルアンプPHA-2をつなぎ、ヘッドホンはSONY MDR-Z1000を使用します。パソコンの再生ソフトは、SONY MEDIA GOを使用します。初版CD、ゴールデン☆アイドルの楽曲ファイルの取り込み形式はFLACです。

初版CDとハイレゾ

音が全く違います。こういった音の聞き分けに自信のない方でも、はっきりと違いが分かるレベルです。

初版CDの音質

初版CDは、音が硬く、スカーとしたクリアーな音色です。音のエッジが立っており、時にはチリチリ感を感じるぐらいです。音場は左右上下共に広めで、奥行きもあり、立体感があります。

「千の風音」のピアノは音が硬いせいで、エレキピアノのように聞こえます。

「コスモス通信」の歌が入ってくるあたりから聞こえる右で鳴っているパーカッションの音はエッジが立ってアタックが強く、カチッと耳に響きます。

ボーカルは全体的に硬く、厚みが薄目で、曲によっては「サシスセソ」「タチツテト」が若干耳障りに感じます。

あと「月野原」で感じたのですが、「い」とか「み」とかの「い」の部分が、硬い音の響きが少し耳につきました。

ハイレゾの音質

次にハイレゾですが、音色はまろやかで、ボーカルや全ての楽器の音が自然です。人の声、ピアノの音、ドラムのタムの音って普通こんな感じだよなと思ってしまいました。

空間表現についてはMDR-Z1000ではあまり差を感じませんでしたが、SONYのヘッドホンMDR-1Aで聞くと、ハイレゾの方が頭から逆八の字で上に向かってスパーッと音が拡散していく感じを覚えました。

各音の音像(音の面積)が大きく、初版CDより顔面近めで音が聞こえます。

音に厚みがあり、低音が強めに出るため、音に迫力があります。

「土曜日のタマネギ」の「ブン」というコーラスが重く響き、重厚なアカペラを聞いているようです。

「海の絵葉書」の曲始まりのドラムのタムの音が重く、胸に響くような力強さがあります。

ただ、曲によってはちょっと低音が強すぎるかなという感じもしましたが、それによって他の音が邪魔されて聞こえづらいということはありません。

解像度(細かい音が聞こえる度合い)に関しては、それほど違いを感じませんでした。初版CD、ハイレゾ共に細かい音は良く聞こえます。

ただ、「情熱」のサビの”さよならねって”という辺りから聞こえる右で鳴っている鈴の音は、初版CDの方がはっきりと聞こえます。これは、音が硬く、クリアーで、ハイレゾよりも音の肉付きが細いからだと思います。

「情熱」の音質比較

初版CD

音が硬く音の線は細目で、音のエッジが立っています。

空間はクリアーな明るい感じで、上下左右奥行共に広めです。

音に厚みや重みが今一つ感じられませんが、これはこれでスカーっと気持ちよく聞けます。

ただ、曲始まりのハープシーコードの音や、歌の「サシスセソ」は使用機器によっては耳障りかも知れません。

ゴールデン☆アイドル

ハイレゾと似たまろやかな音色です。初版CDよりも音の線が太く、低音が強めに出ます。

若干音の輪郭が甘めで、空間に漂っている空気の音は暗めです。

空間は他の2つと比べると狭めです。

総じていうと、ハイレゾと似た感じがあるのですが、上記の要因のため、少しモやっと聞こえるかもしれません。

ハイレゾ

上記2つのいいとこ取りといった感じです。まろやかな音質、大き目の音像、高い解像度、音圧感、広い空間を兼ね備えています。

ゴールデン☆アイドルとは音色は似ていますが、それ以外は全く違います。

音の輪郭は強調してはいませんが、細かい音まで自然にはっきり分かります。

音場全体に漂う空気感はクリアーでスカッとしています。

まとめ

今回UHQCDとハイレゾのどちらを購入するか非常に迷いました。私はレコード世代なので、モノとして所有していたい願望があります。

ただ、前回、岡田有希子さんのUHQCDとハイレゾを迷って、CDの方を購入したので、今回はハイレゾにしてみました。

ハイレゾとUHQCDの違いですが、この「ガラスの鼓動」については比較していませんが、岡田有希子さんの時は聞き比べてみました。

それと同じ感じであるなら、音色や音のバランス等については全く違いはありませんが、空気感が違いました。ハイレゾの方が若干ですが、音が上下左右眼前に拡散していく度合いが強いです。

しかし、これは再生する機器にも大きく左右されると思いますので、あまりこだわらない方はどちらを購入しても問題ないと思います。

ゴールデン☆アイドルですが、このCDはアイドルによって音質が違う気がします。岡田有希子さんのゴールデン☆アイドルは音色や音のバランスが自然で聞きやすかったのに対し、斉藤由貴さんのゴールデン☆アイドルは、低音が強く、なにかモヤッとした感じがあり、あまり私の好みではありませんでした。

今回の斉藤由貴さんのUHQCDとハイレゾは買いだと思います。初版CDはいかにもデジタルという感じだったのに対し、非常にアナログ的で、レコードを聞いている時の感覚になりました。

音楽を聞いている時、時々「さ」が刺さるとかそういう感覚があるのですが、レコードを聞いていた時は「さ」が刺さるとか感じたことはなかった気がします。

そういった非常にレコードチックな音色、厚み、迫力、生々しさのある仕上がりになっていると思います。

関連事項

岡田有希子 UHQCDと他のリマスターCDとの音質比較

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