「異邦人」の先にある「夢飛行」 久保田早紀~70-80年代の隠れた名曲~

70-80年代の隠れた名曲として、今回紹介させていただくのは久保田早紀さんです。

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「異邦人」以外は何故ヒットしなかったのか?

久保田早紀さんは1984年で引退するまで、シングル全10枚、アルバム全7枚をリリースしていますが、ザ・ベストテンにランクインした曲は「異邦人」のみです。

こういった人気歌番組にランクインしないと、どんな名曲でも埋もれてしまいがちです。

セカンドシングル「25時」も名曲なのですが、何故人気が出なかったのでしょうか?「異邦人」に似ているから?タイアップがなかったから?私にはよく分かりませんが、当時のヒットの法則というものから外れていたのだと思います。

しかし、現在では全アルバムがCDで再発されているので、「異邦人」という曲を通して久保田早紀さんの声や歌い方、曲の雰囲気が気に入っていた方は、是非その他の曲も聞いてみてください。久保田早紀さんのような独特の雰囲気を持った歌手は他にはいないので、非常にもったいないです。

おすすめ!「異邦人」以外の名曲

久保田早紀さんの曲は、基本的に久保田早紀さんが作詞作曲しています。

しかし、久保田早紀さんのあの寂しげな旋律なのにどこかフワっした雰囲気や不思議な雰囲気はアレンジの効果も大きいと思います。

デビューシングル「異邦人」やデビューアルバム「夢がたり」は、萩田光雄さんによるアレンジです。

よって、アレンジャーが変わると久保田早紀さんの曲の雰囲気も変わってきます。

サードアルバムぐらいまでは、ほとんどの曲を萩田光雄さんがアレンジしていたのですが、それ以降は荻田光雄さんの出番が減ってきます。

私は、「異邦人」から受けた久保田早紀さんの独特の雰囲気が好きなので、ファーストアルバムからサードアルバムを中心とした「異邦人」のような雰囲気を持つ「異邦人」以外の曲を紹介したいと思います。

以下の曲は全て美しく印象的なメロディーばかりです。

「夢飛行」

「異邦人」のB面であり、ファーストアルバム「夢がたり」にも収録されている曲で、私は「異邦人」と同じぐらいこの曲が好きです。

「異邦人」は雄大な前奏から始まり、ピアノ伴奏によるマイナー調(寂しげな感じ)の歌、サビは再度雄大な伴奏とメジャー調(明るい感じ)に転調といった感じですが、この「夢飛行」も曲の展開は似ています。

ただ、サビで転調せず、マイナー調のままなのですが、サビでリズムがサンバ調になり、寂しげな雰囲気が和らいで、曲調が明るいような寂しいような独特の雰囲気を醸し出しています。

「25時」

セカンドシングルで、セカンドアルバム「天界」にも収録されている曲です。

この曲が一番「異邦人」に似ています。しかし、「異邦人」より曲の展開が複雑になっており、「異邦人」を進化させた非常にクオリティーの高い曲だと思います。しかし、この曲のストレートではない曲調がもしかすると賛否を分けたのかもしれません。

「みせかけだけの優しさ」

「25時」のB面であり、セカンドアルバム「天界」にも収録されている曲です。

切れのいい静かなピアノの伴奏から始まるマイナー調の曲で、サビに向かって徐々に盛り上がっていく、ストレートなノリの良い美しいメロディーを聞かせてくれる曲です。

「九月の色」

サードシングルで、サードアルバム「サウダーデ」にも収録されている曲です。マイナー調の曲で、初めからノリが良く跳ねるようなリズムが特徴の曲です。

リズムの上を歌メロがスラスラと滑っていくようで何とも言えない心地よさがあります。

「真夜中の散歩」

「九月の色」のB面であり、サードアルバム「サウダーデ」にも収録されている曲です。比較的ゆったりとしたテンポで、跳ねる感じのリズムです。

曲調は寂しげな雰囲気はあるのですが、それほどどっぷりとマイナー調でもありません。久保田早紀さんの曲はこういったメジャーともマイナーともいい難い曲調がよく見られるのですが、単にAmとかCとかのコードを使うのではなく、m7(マイナーセブン)というコードを多用して、マイナーよりな感じという雰囲気を出しています。

「朝」

ファーストアルバム「夢がたり」に収録されている曲です。ピアノとストリングスを主体とするゆったりとした、上記でいうm7の曲調です。

2分程度の短い曲で、次の曲「異邦人」のプロローグ的な役割を果たしています。

「ギター弾きを見ませんか」

ファーストアルバム「夢がたり」に収録されている曲です。ゆったりとした、ボサノバ調のクラシックギターの伴奏とピアノのオブリガードで奏でるm7の曲調です。

「ピアニッシモで・・・」

ラストアルバム「夜の底は柔らかな幻」に収録されている曲です。バラード調でちょっとリズムが複雑なm7の曲調です。寂しげな雰囲気と怪しげな雰囲気が共存しています。

まとめ

上記で紹介した曲は、「朝」「ギター弾きをみませんか」以外は、「久保田早紀 ゴールデンJ-POP THE BEST 」というアルバムで聞く事ができます。

小鳥のさえずる朝、紅茶でも飲みながら「朝」などのゆったりとした曲をかければ、リラックスして一日の計画を立てられると思います。

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