SONY MDR-1AM2 バランス接続レビュー~MDR-1Aとの違い~

2018年3月10日に、SONYから新しいヘッドホンMDR-1AM2が発売されました。

価格は3万円前後のハイレゾ対応ヘッドホンです。

MDR-1シリーズは、2012年に発売されたMDR-1Rから始まり、MDR-1RmkⅡ、MDR-1Aと装着・音質面共に進化を遂げてきましたが、私はリスニングヘッドホンとして、このMDR-1シリーズが好きで、MDR-1R、MDR-1Aを購入し、現在でも使用しています。

この久しぶりのニューモデルに興味を持ったので、銀座のソニーストアに行き、MDR-1AM2を試聴し、MDR-1Aとの音質・装着感の違いなどを確かめてきました。

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MDR-1Aとは別物!?進化を遂げたMDR-1AM2

MDR-1シリーズは、軽量でコンパクト、装着感の良さ、音楽を楽しむのに必要十分な音質を兼ね備えたリスニング用途のヘッドホンで、どのシリーズも人気がありました。

今回発売されたMDR-1AM2も類にたがわず人気があるようで、既に多くのレビューが挙がっています。

私もMDR-1AM2のことが気になっていたので、プロの方、店員さん、一般の方が書かれたレビューなどを読んでいました。

これらを読んでいると、旧機であるMDR-1Aよりも低音の量が減って解像度がアップしたようなことが共通して書かれていたので、試聴するまでは爽やかな音質になったのかなと思っていました。

MDR-1AM2は、MDR-1Aからハード面の様々な変更が施されていますが、実際に触って聴いてみて、気に留まった点のみを書いてみたいと思います。

ハード面と装着感

カラーはブラックとシルバーの2色から選ぶことが出来ます。

まず、手に取った感じですが、思わず「おーっ!」と声が出てしまいそうな程、軽いです。

MDR-1Aも軽いほうですが、MDR-1AからMDR-1AM2に持ち変えると、皆さんもきっと、そんな印象を持つと思います。

頭に装着すると、その印象は顕著で、MDR-1AからMDR-1AM2に付け替えると、MDR-1Aを再び装着するのが嫌になるぐらい、MDR-1AM2の軽さによる装着感の良さに感心してしまいました。

全体的な作りですが、軽量化のために各パーツを小さくしたせいか、華奢に見えますが、変にふにゃふにゃした感じはなく、しっかりとした強度を保っている印象です。

その分、デザインがシンプルになっているので、見た目の高級感はMDR-1Aのほうがあるように感じます。

下の写真は、左がMDR-1AM2、右がMDR-1Aです。

以下の写真は、MDR-1AM2のシルバーカラーです。

イヤーカップは、MDR-1Aよりも若干小さくなっていますが、見た感じでは、それ程違いは感じませんでした。

イヤーパッドには大きな違いを感じました。

耳が収まる内径部分は、MDR-1Aよりも縦に長く、横は若干狭い感じで、MDR-Z1000のような形状です。

下の写真は、左がMDR-1AM2、右がMDR-1Aです。

深さはMDR-1Aよりもある感じです。

MDR-1AM2のイヤーパッドには低反発素材が使われていて、その反発加減とイヤパッド表面の素材から、ヘッドホン版コンプライのような非常に心地よい感触でした。

私はメガネをかけていて、MDR-1AM2を装着した瞬間は、「ちょっと遮音性が…」と思いましたが、低反発クッションが徐々に膨らみを増してきて、遮音性はMDR-1Aと同等、もしくは若干上程度あるように思いました。

もちろん、メガネをかけていても全く痛みや違和感は感じませんでした。

個人的には、イヤーパッドが耳を挟み込んだり、スピーカ部に耳が当たるということは全くなく、歴代MDR-1シリーズの中で、一番装着感が良いと感じました。

音質

アンバランスの音も確認しようと思って、MDR-1AとSONY純正の高品質ケーブルMUC-S12SM1を持参したのですが、時間がなかったため、今回は展示してあるMDR-1AM2とMDR-1Aを、MDR-1AM2に付いていたバランスケーブルを使って、バランス接続のみの試聴をしました。

DAP(デジタル・オーディオ・プレイヤー)は展示してあったNW-WM1Aを使用しました。

試聴曲は色々悩みましたが、ネット上で低音が減ったとのレビューが多かったので、なるべく低音が効いている曲にしようと思い、宇多田ヒカルさんの「あなた」、乃木坂46の「左胸の勇気」(どちらもハイレゾ音源)にしました。

この2曲を使って、MDR-1AM2とMDR-1Aを何往復かしましたが、そんなに何回も聴き比べする必要がないくらい、2つのヘッドホンの音質の違いは、はっきりと分かりました。

音場はMDR-1Aと同じぐらいで、広大という訳ではないですが、広い方です。

ただ、MDR-1AM2では、その音場で鳴っている各音の音像(音の面積)が大きく、空間を音がうめ尽くしている感じで、迫力があります。

MDR-1AM2は、MDR-1Aよりもクリアで、音が明るく聞こえ、音のエッジ(輪郭)もクッキリしていて、より細かい音が聞き取りやすかったです。

低音の質感は、MDR-1Aの低音が少し輪郭甘めだったのに対し、MDR-1AM2の低音は解像感(音の鮮明度)の高い力強い低音です。

低音の量ですが、私が試聴前に思っていた印象とは全く違い、かなり出ていて、量的にはMDR-1Aとさほど変わらない印象でした。

ただ、MDR-1AM2は、低音に負けないぐらいボーカルが力強く、前に出てきます。

高音部も引っ込まず、全体的にクッキリと音量バランスの取れたチューニングで、音が顔面近くで鳴ることから、力強いモニターヘッドホンのように感じました。

低音の量に関して、MDR-1Aよりも減ったという意見が多く見受けられるのは、ボーカルの音量のせいかなと思います。

MDR-1Aは、再生する機器によっては、低音の音量・力強さに比べて、ボーカルが抜けるというか、芯が薄いというか、そんな感じで、少し引っ込んだ感じに聞こえる場合があります。

これをボーカルが聞きやすい音量までボリュームを上げると、低音がかなり出るバランスになります。

今回使用したNW-WM1Aや、私が使用しているSONYのポータブルアンプPHA-2(アンバランス)では、MDR-1Aの音量バランスは整い、若干低音が強い程度で、ボーカルにも芯が通り、音も顔面から程よい距離があって、MDR-1AM2が発売された現在でも、音楽を楽しむヘッドホンとしては、未だ現役機種だと思います。

話をMDR-1AM2に戻しますが、駆動力のあるNW-WM1Aで聴いた時でも、全体的な音のエッジがクッキリでキラキラと聴こえたので、これはあくまでも私の予想ですが、この機種よりも駆動力の落ちるDAPやスマホで再生した場合、もしかすると、シンバルやハイハットが耳障り、若しくはボーカルが刺さり気味に感じるかもしれません。

あと、MDR-1AM2をNW-ZX300に挿して、少しだけですが聴いてみたところ、NW-WM1Aでは派手目だった音が、若干ですが、大人しく聴こえました。

まとめ

MDR-1AM2には、バランスケーブル(4.4mmプラグ)の他に、リモコン付きの通常のケーブル(3.5mmプラグ)が付属しているため、スマホやバランス接続端子のないDAPで使用することが出来ます。

万人に合うとは言い切れませんが、MDR-1AM2の装着感は非常に良いので、試聴して音質が気に入れば、迷わず買いの逸品です。

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