DENON AH-D1200試聴レビュー~1万円台のおすすめヘッドホン~

2018年4月下旬に発売されたDENON(デノン)のハイレゾ対応ヘッドホン AH-D1200。

価格が1万5千円弱ということからヘッドホンデビュー、若しくは5000円前後のヘッドホンからのステップアップといった方の選択肢に入るヘッドホンだと思います。

そういったことを踏まえながら、今回は、このAH-D1200というヘッドホンを試聴した際に感じたことなどを書いてみたいと思います。

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ストレート&スタンダードなヘッドホン

AH-D1200の仕様・外観・装着感について

AH-D1200は50㎜のダイナミックドライバー(振動版)を採用した密閉型ヘッドホンで、ヘッドホンケーブルは脱着(リケーブル)できます。

1.3mのケーブルが2本付属しており、うち1本はiOS対応のリモコン付き。

色はブラックとホワイトの2色。

ヘッドホンには密閉型と開放型がありますが、AH-D1200には比較的音漏れのしにくい密閉型を採用していること、1.3mというケーブルの長さ&リモコンが付属していることを考えると、ポータブル用途(主に外出時にデジタルポータブルプレイヤー(以下、DAP)で使うこと)を想定したヘッドホンと言えます。

こういったポータブル用途のヘッドホンでは、40㎜程度の大きさの振動版を採用することが多いですが、AH-D1200では50㎜という大型の振動版を採用しており、より音質にこだわったモデルであることが伺えます。

ハウジング(耳に当てる部分)は、90度回転させて平らにしたり、内側に折り曲げることもできるのでコンパクトに収納することが出来ます。

先ほどリケーブル出来ると書きましたが、ヘッドホン側に刺す端子は2.5㎜と通常のステレオミニプラグよりも細くなっているので、他社のリケーブル製品を購入する際は注意してください。

密閉型のヘッドホンは、イヤーパッドを軽く耳に押し当てるタイプのオンイヤー型と耳をすっぽり覆うアラウンドイヤー型がありますが、AH-D1200は後者です。

イヤーパッドは開口部の大きい楕円形で、耳の一部に当たる・挟み込まれるといった感覚はありませんでした。

比較的こういった縦長の楕円形タイプのイヤーパッドは、丸型のイヤーパッドに比べて耳に干渉しづらいので、ヘッドホン選びの際はイヤーパッドの形状にも着目してみてください。

イヤーパッドのクッションはモチモチとした感触で、耳に当てた時の違和感も感じませんでした。

メッシュでカバーされた頭頂部のクッションも厚みがあり、頭頂部の痛み等の違和感はありませんでした。

側圧(ヘッドホンの締め付け)も緩すぎずキツ過ぎずで、長時間のリスニングにも耐えうると思います。

重量は260gで手に取ってみたところ、少し重さを感じました。

これは50㎜という大型の振動版を採用したことによる部分が大きいと思いますが、ポータブルヘッドホンとしては標準的な重量です。

ただ、SONY MDR-1AM2、オーディオテクニカ ATH-SR50といったさらなる軽量のモデルもあるので、機会があったら是非手に取って比べてみてください。

総じていうと、AH-D1200の装着感はヘッドホンの中ではかなり快適な部類に入ると言えます。

AH-D1200の音質面について

試聴に当たり、DAPはSONY NW-ZX2を使用しました。

試聴曲は、主に斉藤由貴「卒業」、BABYMETAL「ギミチョコ!!」、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」等で、ファイル形式はflacです(「残酷な」~はハイレゾ)。

全体的な印象としては、繊細でクリア、明るく硬めの音色、重さのある締まった低音といった感じです。

解像度(音の鮮明度合い)は高く、楽曲中で鳴っている細かい音まではっきりと聴こえます。

音場は横と上に広めですが、奥行きは余り感じません。

バスドラムやベースといった低音は、ムチッとした肉厚さというよりも骨太といった印象で、シャープでタイトです。

ボーカルもそれほど肉厚という感じではありませんが、繊細さを保ちながら音場中央に浮かび上がり、決して他の帯域の音に埋もれて聴きづらいということはありません。

全体的にアタック音が強めに感じられるため、シンバルやハイハットといった高音部は、聴く楽曲によっては少し刺激的に感じるかもしれません。

タイトな重さと清涼感のあるクリアな音質なので、スピード感のある楽曲、弦楽器等の繊細さを表現する楽曲に非常に合うと思いました。

個人的にはデジタルチックな雰囲気を感じましたが、AH-D1200に関するレビューを読んでいると、マイルドでアナログチックという意見も見受けられます。

振動板が大きいゆえに、自宅に据え置いているアンプや駆動力の大きい高級DAPで使用した場合とスマホや普及価格帯のDAPで使用した場合では、こういった聴感上の違いが出てくると思いますが、先程お話しした通り、AH-D1200はスマホや普及価格帯のDAP等で使用されるケースが多いであろうことを考えると、一般的にはエッジ(音の輪郭)の効いたタイトでクリアなヘッドホンと言えそうです。

まとめ

かつては重量、側圧、イヤーパッドの形状等から装着感の良いヘッドホンは限られていましたが、SONYのMDR-1シリーズを筆頭に最近では装着感の良いヘッドホンの種類も増えてきました。

イヤホンもそうですが、どんなに音質が良くても装着感に少しでも違和感があると購入後段々使わなくなります。

私も様々なヘッドホンを購入してきましたが、装着感に関しては、そのうち慣れるだろうと思って購入しても慣れるものではありません。

なので、ヘッドホン初心者の方は装着感を重視するようにしてください。

その点、AH-D1200は非常に装着感の良いヘッドホンなので、音の傾向が気に入れば買いのヘッドホンです。

アナログライクな音が好みなら少し価格が上がりますが、同じメーカーで言うとハウジングにウッドを用いたAH-MM400EMなどもあります。

こういったポータブル用途で装着感が良く、比較的手ごろな価格のヘッドホンについては、別記事で紹介しますので参照されてみてください。

★Amazon AH-D1200商品紹介ページはこちら

★フジヤエービック AH-D1200商品紹介ページはこちら

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