おすすめ!ハードロック名盤~CHROMING ROSE「PRESSURE」~

今回は、CHROMING ROSE(クローミング・ローズ)というバンドの3rdアルバム「PRESSURE」をハードロックのおすすめ名盤として紹介させていただきます。

ヘビーで個性的なアルバムをお探しの方に是非聞いていただきたいアルバムです。

かつてHELLOWEENやGAMMA RAYが流行った頃、これらのバンドに似たメロディック・スピードメタルバンド(以下、メロスピ)が多くデビューしました。

当時、HELLOWEENのようなスピーディーなツーバス連打の上に、朗々とした美しい歌メロが乗っかるというタイプの曲が好きな方は、HELLOWEENフォロワー的なバンドをたくさん聞かれたことと思います。

CHROMING ROSEもそういったバンドの内の1つでした。今回紹介させていただくアルバムは、そういったフォロワー的なポジションから、CHROMING ROSE独自の音楽を強くアピールするために作られた勇気と決断のアルバムです。

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CHROMING ROSEとは

音楽性について

1990年代に活躍したドイツのバンドです。メジャーデビューしてから、5枚のオリジナルアルバムを発表し、2001年に解散しました。

CHROMING ROSEは、HELLOWEEN的なメロスピ的な部分とACCEPT、METALLICAのようなダークでヘビーな部分を併せ持ったバンドと言えます(4th以降は大きく音楽性は変わっていきますが)。

1~2ndアルバムは、メロスピ系、3~4thアルバムは、ヘビーなハードロック、5thアルバムは、ポップロック系といったように、バンドのイメージは変化していきました。

ただ、1stから3rdまでの音楽性は普遍です。先ほどお話ししたどの部分の比重が多いかによって、アルバムのイメージが異なっているにすぎません。

メンバーについて

1stアルバム「LOUIS XIV」のパンフレットに写っているメンバーは、ヴォーカルのゲルト・ザレウスキ、ギターのエス・シー・ヴラー、ベースのハリー・ベックス、ドラムのティノ・メンデの4人で、メンバーとしてクレジットされているのものこ4人です。

ただ、このアルバムでは、ドラムの兄弟であるマティアス・メンデがギタリスト兼ソングライターとしてクレジットされています。

2ndアルバム「Garden Of Eden」では、新たにギタリストとしてリッキー・リーガーがメンバーに加わっています。マティアス・メンデはソングライターとして1曲クレジットされていますが、やはりメンバーとしてはクレジットされていません。

3rdアルバム「PRESSURE」では、マティアス・メンデのクレジットは見当たりません。2ndアルバムから参加したリッキー・リーガーはこのアルバムのレコーディング後に脱退しています。

これ以降は、ボーカルの交代があったりと、CHROMING ROSEのスタイルの土台まで変わってしまったような大きな音楽性の変化がありました。

3rdアルバム「PRESSURE」について

メロスピなら1st,2ndアルバムを!

今回おすすめさせていただくアルバムは、メロスピの頃のアルバムではありません。もし、メロスピの良質なアルバムをお探しの方は、1st・2ndアルバムを是非聞いてみてください。

各アルバムの1曲目を聞いて、良いと思ったら購入して間違いないです。

CHROMING ROSEは、HELLOWEENフォロワーと言われながらも、HELLOWEENよりも、重々しく、時には軽快なメロディー、独特のギターリフ&オブリガード等により、単なるフロワー的なポジションとは言わせない、オリジナリティーを持ち合わせています。

個性的なヘビーなアルバム「PURESSURE」

(曲目)

  1. UNDER PURESSURE
  2. NEVER ENDING NIGHT
  3. METAMORHIC DREAMER
  4. SKYLINE OF THE WORLD
  5. THEY WILL ALWAYS FIND A REASON
  6. THE SNAKE
  7. THEY WANT MORE
  8. YOU CAN’T LIE ANYMORE
  9. PRICE OF MY LIFE
  10. TEMPLE OF SHELTEER
  11. FIRE IN YOUR EYES

さて、この3rdアルバム「PURESSURE」ですが、HELLOWEENのインパクトが強すぎたせいか、いつまでもフォロワー的なポジションから逃れられないことに業を煮やし、プロデューサーを前作までHELLOWEENのプロデュースを務めたトミー・ハンセンと決別し、METALLICAのプロデュースを手掛けたフレイミング・ラスムッセンを起用して作成されたものです。

よって、この「PRESSURE」のサウンドは、HELLOWEENフォロワー的な面影は完全に消え、METALLICAのブラックアルバムと呼ばれた1991年の「METALLICA」にも似た雰囲気のアルバムとなっています。

このアルバムには、メロスピ的な曲は1曲しか収録されていないので、このアルバムを聞いてCHROMING ROSEをメロスピバンドと評価する人はいないと思います。

歌メロはメロディアスですが、過剰にメロディアス過ぎません。ギターのリフは複雑な感じではありませんが、時には滑稽にも思えるような耳に残る独特のフレーズが所々に見られます。

1曲目の重々しさ、5,6曲目の耳に残るギターリフなど、是非聞いていただきたいと思います。

最後の曲「FIRE IN YOUR EYES」は、Fair Warningのアルバムにあるようなさわやかなロックで、今後のCHROMING ROSEはどういう方向へ向かうのだろうと考えさせられます。

「PURESSURE」は全編ヘビーでありながら、こういったCHROMING ROSEの個性が光るアルバムとなっています。

まとめ

この3rdアルバム「PURESSURE」は、過去の2作品と比べて、サウンド(音質)面の良さも光ります。音の重み、クリアーさ、音場の広がり等、聞いていて非常に気持ちの良い音質となっています。

「PURESSURE」は、HELLOWEEN的な影を潜めたことから、評価の低いアルバムでした。しかし、私は、非常にクオリティーの高いアルバムだと思っています。

CHROMING ROSEを1,2作品までで聞くのを止めてしまった方や個性的なアルバムを探している方に、是非聞いていただきたいアルバムです。

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