AZLAのイヤホン「AZLA-01R」試聴レビュー

2017年8月4日、韓国のメーカー AZLAより、AZLA-01Rというハイレゾ対応イヤホンが発売されました。

オーディオニュースで、AZLA-01Rを見た時、美しい形状、SHURE掛けできること、5万円以内という価格帯、ドライバーの配列が風変わりなハイブリッドという点に興味を持ちました。

今回は、このAZLA-01Rを、e-イヤホン秋葉原店にて試聴してきましたので、そのレビューをしてみたいと思います。

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AZLAのハード面について

お店に行ったとき、AZLA-01Rは専用台にディスプレイされ、異彩を放っていました。

見た目

AZLA-01Rの本体には、UVコーティングポリカーボネートが使用され、そこからアルミのノズルが垂直に出ている感じです。

実際の見た目は、オーディオニュースの写真で見たのと同じ美しさがありました。

イヤホン外側のプレートは、シルバーとグレイの2色展開となっており、どちらも美しく、どちらを選択すべきか悩ましいところです。

ケーブルはしなやかで、取り回しは良さそうでした。

耳掛け部分には、ワイヤーが入っています。

SHURE掛け出来るため、タッチノイズの悩まされることはないと思います。

装着感

AZLA-01Rを耳に当て、アルミのノズルが耳の触れた時、ヒヤッとする冷たさを感じました。

本体の形状は楕円のような形状で、見た感じはフィット感に欠けるように思えましたが、実際に装着してみると、本体のカーブがうまく耳のくぼみに追従し、SHUREに似たような安定感がありました。

ただ、ノズル部分と耳の穴のフィット感は、使用するイヤーピースによると思います。

自分に合ったイヤーピースを選択できるか否かで、AZLA-01Rのフィット感・音質の評価は随分変わると思います。

この点については、音質面の部分で、もう一度触れます。

お店には、イヤーピースによるフィット感・音質の変化を試すことが出来るように、試聴用のイヤーピースが複数置いてありました。

AZLAの音質について

昨今の高級イヤホンは、BA(バランスド・アーマチュア)やDD(ダイナミックドライバー)を複数積んでいるものが多いですが、AZLA-01RはBA×1、DD×1とシンプルなハイブリッド構成となっています。

しかし、その配列が斬新で、円形のDDの真ん中に穴をあけ、そこにBAが刺さっているという独自のドライバー配列になっており、そこに大きな興味を惹かれました。

付属イヤーピースでのフィット感と音質

AZLA-01Rは、その形状から、あまり耳の奥にノズルを挿入することが出来ないため、付属のイヤーピースで挿入深度が合わなければ、他社のイヤーピースを使用しなければなりません。

購入、又は試聴した時、音がスカスカしている、低音が出ないと感じた場合は、イヤーピースがしっかりとフィットしていないと思われますので、色々試してみてください。

さて、まず付属のイヤーピースの状態でAZLA-01Rを耳に装着してみましたが、私の耳の穴をふさぐ深さまでノズルが入って行かず、全く合いませんでした。

イヤーピースの茎の始まりが、イヤーピースの傘の部分より奥まったところから始まっているため、深めの挿入が出来ないのではないかと思われます。

とりあえず、付属のイヤーピースでの音を聴きたかったので、少しイヤホン本体を耳に押し当て、きちんと低音が出る状態にして試聴してみました。

試聴環境は、DAPにSONY NW-ZX2を使用し、音響エフェクト系は全てオフにしてあります。

試聴曲は、Wink「淋しい熱帯魚」、斉藤由貴「卒業」、手嶌葵「La Vie En Rose」、欅坂46「二人セゾン」で、ファイル形式はflacですが、「二人セゾン」のみハイレゾ音源です。

この状態で試聴した感想は以下の通りです。

  • 音場は狭く、特段、音場等の演出のないモニターイヤホンの音場のように感じる
  • 各音の輪郭ははっきりしているが、エッジはきつくなく、まろやかな音色
  • ボーカルは明るく、艶やかだが、曲によっては若干サ行が耳につく
  • 太い金属の棒で地面を叩くような制動の効いた力強い低音

付属のイヤホンでAZLA-01Rを聴いた時、昔、SONY NW-S739というSONYのSシリーズのDAPに、箱出し直後のWestone3を挿して聴いた感覚を思い出しました。

ただ、AZLA-01Rの方が、解像度が高く、各音の音像も大きいと思います。

SpinFit TwinBladeを使用した音質

お店には各種イヤーピースが置いてありましたが、形状的に付属のイヤーピースと同じような丸(楕円)型のイヤーピースが多かったので、とりあえず、持参した茶楽音人(さらうんど)のSpinFit TwinBladeを装着してみました。

このイヤーピースによって、AZLA-01Rはぴったりと耳に装着でき、遮音性も高まりました。

なお、イヤホンの形状的に、普通に耳に押し込んでも、耳の深い位置までイヤーピースが入って行かない可能性もあるので、そういった場合は、耳たぶを下に引っ張りながら、イヤーピースを耳の穴へ挿入してみてください。

さて、SpinFit TwinBladeで音を出してみたところ、その音質は大きく変わりました。

まず、音場が左右上下に一気に広がったため、驚き、その広さに思わず周囲をキョロキョロ見回してしまいました。

斉藤由貴「卒業」で気になった、サ行の若干の刺さりも気にならなくなりました。

解像度が大幅にアップした感覚があり、斉藤由貴「卒業」の「離れても電話するよと~」の部分で、うっすらと鳴っているシンセサイザーのフワッとした和音も、この価格帯の他のイヤホンでは中々聴きとりづらいのですが、AZLA-01Rでは、はっきりと聴き取れました。

明るく艶やかな音色で、各音がクッキリしているのにもかかわらず、エッジがきつくなく、クリアーでありながらも、まろやかで聴きやすい音質という部分は、付属のイヤーピースと変わりませんが、SpinFit TwinBladeを使用することにより、その良さが、より鮮明に感じられました。

制動の効いた(ボワつきのない)低音の質感や、量感に関しては、付属のイヤーピースと同等でした。

特に、ボーカルの表現が絶妙で、その音像の大きさと音色が、普段耳で聞いている人の声の質感に近く、ありきたりな表現ですが、すぐ目の前で歌っているのを聴いている感覚すら覚えました。

ただ、一つ気になったのは、ボーカルが近い位置で鳴っている感覚があるので、人によっては、長時間聴いていると、煩わしさを感じるかもしれません。

あと、今回試聴した曲の中で、欅坂46の「二人セゾン」は、他の曲の音質と比べると、結構落差がありました。

音数が多くなってくると、その団子気味になる感じが、より鮮明に分かってしまい、個人的には、今一つ合わない気がしました。

その他、持参したSONY トリプルコンフォートイヤーピースでも音を聴いてみたいと思いましたが、AZLA-01Rのノズルの先端部分が膨らんでおり、かなり強引にねじ込まないとイヤーピースが装着できなかったため、今回は諦めました。

まとめ

私の聴いたAZLA-01Rの感想は、大雑把に言うと、ブライトノズルを装着したSHURE SE846の音を、よりクリアーに、かつ輪郭をクッキリとさせ、より低音の力強さを加えたイヤホンという感じです。

他のAZLA-01Rのレビューを見ていても、イヤーピースによるフィット感の良し悪しが多く見受けられるため、付属品として、もう少し多様なイヤーピースを用意して欲しかったというのが本音ですが、AZLA-01Rの音質は、たくさんのイヤホンを所有している方でも、欲しくなってしまうような魅力があると思います。

自身にフィットするイヤーピース探しをしなければならない可能性が高いという部分において、イヤホン初心者の方には敷居が高いかもしれませんが、まずは、e-イヤホン等に行くことのできる方は、多種多様のイヤーピースを試して、AZLA-01Rの真価を体験してみてください。

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