Audacity 曲の分割と不要部分の削除のやり方

以前の記事で、Audacityを使ったレコードの取り込み方について書きましたが、今回は、Audacityで取り込んだアナログレコードの曲の分割と不要部分の削除について書いていこうと思います。

Audacityは、アナログレコードの取り込みだけでなく、既存のwavファイルをドラッグ&ドロップで取り込み、編集することも可能です。

★Audacityを使ったアナログレコードの取り込み方はこちら

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Audacityによる楽曲編集と書き出し

Audacityでレコードの取り込みが終わったところから始めます。

元データの書き出し

まず、編集が失敗しても一からやり直せるよう、念のためデータを丸ごと書き出しておきます。

「ファイル」→「オーディオの書き出し」の順にクリックしてください。

次に適当なファイル名(A面など)を入れて、「保存」をクリックしてください。

タグ(ファイル情報)を入力する画面になりますが、ここは何も入力せず、「OK」をクリックしてください。するとファイルの書き出しが始まります。

アルバム曲を分割する

まず、「初期位置まで進める」(赤丸の部分)をクリックして、曲の先頭を表示させてください。

波形が上下2段に分かれていますが、これは曲の左右チャンネルを表しています。

編集処理する時は、左右一括して行われるので、特に意識する必要はありません。

以下の「プロジェクトを合わせる」(赤丸の部分)をクリックしてみてください。ここをクリックすると、取り込んだアルバムの全体を見渡せるようになります。

所々に波形の谷があることが分かりますか?

この部分が曲の切れ目(曲の頭)なので、ここに分割するためのマークを付けていきます。

この作業をするに当たって、曲の始まりや終わりの部分をしっかりと聞き取るため、出来るだけヘッドホンやイヤホンを使用するようにしてください。

では、1曲目の頭にマークを付けてみます。

まず、初めにやった「初期位置まで進める」ボタンをクリックしてください。

次に、このスケールだと大雑把すぎて分かりづらいため、虫眼鏡の⊕「拡大」(赤丸の部分)を何度か(6回ぐらい)クリックし、曲の始まりを見極められる大きさにします。

では、再生ボタン(赤丸の部分)を押して曲を再生してみます。再生音量は、青丸を付けたスライダーで調整してください。

ヘッドホンで聞いたところ、緑の矢印の部分が曲の始まりでした。

この緑の矢印の辺りをクリックすると、縦線が表示されます。

この状態で再生ボタンをクリックしてみてください。この縦線のところから再生が始まるので、この位置で正しいか確認します。

もし間違っていたら、正しい再生位置をクリックすると縦線の位置が、そこに移動するので、また再生してみて、位置が正しいか確認してください。

これで良ければ、CTRL+Bを押すと、マークした部分のネームを入れることが出来ます。

ここでは便宜上、「1」と入力し、ENTERを押します。

次に、2曲目の頭にマークを付けます。

「プロジェクトを合わせる」(赤丸の部分)を押して全体を表示します。

2曲目の頭は赤の矢印部分の辺りなので、大まかにこの辺りをクリックすると、先程のように縦線が出ます。

「拡大」(赤丸の部分)を何度かクリックして、この周辺を細かく表示させます。

任意の位置から再生を開始したい場合は、赤で囲った部分をクリックします。

正しい位置を設定したら、1曲目の時と同じように、CTRL+Bでネームを入力します。

これを最後の曲まで繰り返します。

最後の曲の終わりの不要な部分の処理は、以下のようにします。

最後の曲の終わりの部分の位置決めをしたら、そこをクリックし、今までと同じように縦線を表示させます。

上記の縦線の上にカーソルを合わせると、以下のような左右の指差しマークが出てきます。

指が右を差している表示が出ている時に、この縦線を左クリックしたまま、録音終わりの部分まで、右に引っ張って行きます。

すると、その範囲が灰色になり、曲終わりの不要な部分が選択された状態になります。

ハサミのマークの「カット」ボタン(赤丸の部分)をクリックすると、この選択された部分が消去されます。

アルバム曲の書き出し

では、分割した曲を書き出します。

なお、1曲目の前にある不要な部分に関しては、上記のようなカット作業をしなくても書き出しはされませんので、安心してください。

「ファイル」→「複数ファイルの書き出し」の順にクリックします。

すると、以下のような画面に切り替わりますので、赤丸の部分をクリックし、ファイルを出力させる場所、出力するファイル形式を選択し、「ラベル」→「書き出し」の順にクリックしてください。

なお、出力するファイル形式は、この書き出し時点では、音声を圧縮しない高音質フォーマットのwavで出力するのが良いと思います。

曲にタグを入力する画面に切り替わりますが、ここで一つ一つ入力するのは面倒なので、今は何も入力せずに、「OK」をクリックします。

2曲目、3曲目と全曲分、このタグ入力画面が続けて出てきますので、全部「OK」をクリックして行ってください。

これで全ての工程は終了となります。

なお、タグ編集に関しては「MP3Tag」、wavから別のファイル形式に変換したい時は「xrecodeⅡ」などのフリーソフトを利用してみてください。

これらのソフトの使い方に関しては別記事に記載してありますので、参照してください。

★MP3Tagの使い方はこちら

★xrecodeⅡの使い方はこちら

シングルレコードの編集と書き出し

シングルレコードに関しては、マークを付けていくのではなく、必要な部分を選択し、その部分を書き出すという作業になります。

まず、曲の頭をクリックし、縦線を表示させ、指差しマークの右が出たら、左クリックしたまま、ある程度右に移動させます。

「拡大」(赤丸の部分)をクリックして全体を表示し、先程、選択範囲を広げた縦線の部分を曲の最後まで広げていきます。

なお、縦線を移動させるときは、必ず右の指差しマークが出ている状態で行ってください。

そうしないと、初めに設定した縦線が消えてしまいます。

「拡大」「縮小」(赤丸の部分)をクリックしながら、曲終わりの部分の調整しながら探し、書き出しに必要な部分の範囲を決定します。

範囲の選択が終わったら、「ファイル」→「選択したオーディオの書き出し」の順にクリックします。

ファイル名を入力して「保存」をクリックします。

タグ入力の画面になりますので、ここでは何も入力せず「OK」クリックすると、書き出しが始まります。

まとめ

慣れないと失敗すると思いますが、何度かやっているうちに、要領が掴めてきて、スムーズに取り込みから書き出しが出来るようになると思います。

今回は、レコードの録音や書き出しという項目に限ったAudacityの使い方を説明しましたが、他にもエコーなどのエフェクトをかけたり、カラオケの作成、好きな部分を切り取ってループさせたりと、Audacityは音楽ファイル編集に関して色々なことができる秀逸なフリーソフトです。

慣れてきたら、色々な部分をいじってみて、その効果を確認してみてください。

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