THE ALFEE ハイレゾとCDの音質比較~THE RENAISSANCE~

近頃、The KanLeKeeZ (ザ・カンレキーズ)としても活躍中のTHE ALFEEですが、いつまでも仲が良く、精力的に活動を続けている彼らを見ていると、80年代にTHE ALFEEにハマった私も元気をもらえます。

さて、今回は、ALFEE(アルフィー)のアルバム「THE RENAISSANCE」(ザ・ルネッサンス)のハイレゾと初期のCDを聴き比べて、どういった音質差があるのか、収録曲を1曲ずつ検証してみたいと思います。

色々なアーティストの過去の作品が続々とハイレゾ化されてきていますが、中にはCDとの違いが分かりづらいものも多々あります。

果たして、このALFEEの「THE RENAISSANCE」のハイレゾは、どの程度、CDとの違いを感じさせてくれるのでしょうか?

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試聴環境について

THE RENAISSANCEの仕様

今回使用するCDは、1989年に発売された「純金蒸着 GOLD CD」です。CDの盤面はキンピカですが、当時発売されていた通常のCDから特別リマスターされている訳ではありません。

ハイレゾは、「Remastered at Abbey Road Studios」と銘打たれており、イギリスのAbbey Road Studiosで、96kHz/24bitのハイレゾクオリティでリマスターされています。

ハイレゾ版のこの仕様は、2014年に発売された「THE ALFEE 40th Anniversary スペシャルボックス」に収められているCDと同じですが、CDという器を取り払うことにより、本来のハイレゾクオリティを体感することが出来ます。

使用機器

パソコンにUSB接続にて、SONY ポータブルアンプ PHA-2を接続します。

ヘッドホンは、SONYのモニターヘッドホン MDR-Z1000を使用します。

パソコンの再生ソフトは、SONY MEDIA GOを使用します。

CDのファイル形式はFLACです。

「THE RENAISSANCE」の音質比較

この「THE RENAISSANCE」は、ALFEEのアルバムの中で次回作の「FOR YOUR LOVE」と並んで、私の最も好きなアルバムです。

上質な哀愁漂うキャッチーなメロディーに、ツーバスを大胆に取り入れたプログレやハードロック的アレンジ、3人がボーカルを取ることによる大きな曲の雰囲気の変化、攻撃的なコーラスによる音の厚み等々、初めてこのアルバムを聞いた時、歌謡曲やジャパニーズメタルといったカテゴリーに収まらない、ALFEEという独特のジャンルの音楽だ!と思いました。

ただ、気がかりだったのは、アルバム全体を通してリバーブ(エコー)が強くかかっているため、カッコいいドラムのリズムパターンやギターリフがモコモコっとしてぼやけて聞こえることでした。

ハイレゾの解像度(細かい音が聞こえる度合い)と共に、この辺りを中心にどのような変化がみられるのか、1曲ずつ感想を書いてみたいと思います。

1.孤独の美学

風の吹く音から曲が始まりますが、ハイレゾは、この風の音が重々しく、重量感があります。CDは、単に風が吹いてるな~という感じのみでした。

風の音終わりからストリングスの荘厳なイントロが始まりますが、ハイレゾは、この弦楽器的な音の低音部分がブンブンと重く深みのある音を鳴らしています。

激しいドラムのフィルから本格的に曲がスタートしますが、ハイレゾは、バスドラムのキックが重く、仮にその前のストリングスの部分でハイレゾとCDとの違いがいまいち分からなかったとしても、この部分では、はっきりと違いを認識できると思います。

ドラムに関して、ハイレゾはバスドラムの他にロータムも重く、かつ深い低音が鳴っています。間奏前の「ラーララララー」という部分のツーバスのキックや間奏に入る直前のドラムフィルの部分で、それを感じることが出来ると思います。

エレキギターのバッキングは、ハイレゾは分厚く、その音像(音の面積)はCDの1.5倍増しぐらいに感じます。

音の質感は、ハイレゾは非常になめらかで温かみのある音であるのに対して、CDはクリアーではありますが、冷たいというか若干かさついた感じに聞こえます。

2.愛の鼓動

「燃える瞳は まるで太陽の様に」の歌と共にドラムが入ってくる部分で、ハイレゾは右から聞こえるハイハットの音がくっきりと聞こえます。

ドラムに関して、ハイレゾはロータムの重さが際立って聞こえます。

3.真夜中を突っ走れ!

ベースの8分音符のあとに入ってくるエレキギターのバッキングですが、ハイレゾはCDよりも分厚く、かつギターを弾いた時のニュアンスが生々しく、くっきりとしています。

ボーカルが始まってからバックで鳴っているシンセサイザーの音は、ハイレゾではどのような動きをしているのかがよく分かります。

ギターソロは、ハイレゾでは立体的で非常に生々しく聞こえます。

この曲はロータムがよく鳴っていますが、前の2曲と比べると、ハイレゾの方がCDよりも特別に重いとまでは感じませんでした。

4.二人のSEASON

この曲で一番ハイレゾとCDとの違いを感じるのは、エレキギターの音です。

曲始まりのエレキギターのリフですが、リフが始まった瞬間、ハイレゾは「グギュッ」といった、まるでスタジオのギターアンプの前でギターの音を聞いているかの如く、生々しいです。

この曲は流れるようなキャッチーなギターソロがありますが、ハイレゾはキュンキュンしたマーシャルアンプ特有の音をリアルに感じることが出来ます。スタジオのミキサーにヘッドホンを刺して聞いているかのような感覚です。

ただ、確認したわけではないのでアンプにマーシャルを使用していたかは不明ですが、私がバンドをやっていた時のスタジオに置いてあったマーシャルアンプの音と同じに聞こえました。

5.星空のディスタンス

この曲のハイレゾは、エレキギターのバッキングは分厚く、ギターソロは生々しくCDよりも一歩前に出てくる印象です。

あと、ハイレゾ特有の音の滑らかさと音場の立体感を感じることが出来ましたが、それ以外は、特にドラムが特別重いとかCDより特別解像度が高いとかは感じませんでした。

6.GATE OF HEAVEN

ハイレゾでは、エレキギターの音が分厚く聞こえます。

曲の最初の方の「君の声が こだまする」辺りのバックで鳴っているシンセサイザーの4分音符の各小節の最初の音は、ハイレゾはCDよりも重い感じがあります。

「心を引き裂く」の後に入ってくるシンバルの逆再生のような音は、CDは耳に刺さるような鋭さがあるのに対し、ハイレゾは耳に刺さらない程度のまろやかな音質になっています。

解像度、ドラムの重さ等には大きな違いは感じませんでした。

7.鋼鉄の巨人

ドラムから始まるこの曲は、すぐに違いを感じることが出来ました。

ハイレゾでは、この最初のドラムが自然な音色で、重さと低音の深みを感じます。

非常に生々しいドラムで、目の前で叩いているドラムを聞いているかのような感じすらします。

ギターはより生々しく、そのニュアンスがはっきりと分かります。

ハイレゾでは、ギターやボーカルは厚みを増し、CDに切り替えて聞くと、CDの音はとても薄っぺらく聞こえてしまいます。

8.NOBODY KNOWS ME

1~7曲目に感じた音の重さやギターの厚み等は、ハイレゾとCDでそれ程大きな違いは感じませんでしたが、一番違いを感じたのは、音の分離の良さです。

CDは、ボーカルと左右ステレオに振られた音が適度に混ざっているのに対し、ハイレゾは左右のバッキングとセンターのボーカルがはっきりと分かれ、それぞれの音が非常に聞きやすいです。

9.STARSHIP ~光を求めて~

曲始まりのピアノは、CDが硬めの音でアタック音が少々きつめに出ているのに対し、ハイレゾは自然な音色で、その余韻まではっきりとわかります。

ここで入ってくるコーラスボーカルは、ハイレゾでは大き目の音像で、CDよりも一歩前に出てきます。

この後、バーンとバンドの音が出てきますが、私はこの曲自体は好きでしたが、CDでは音が硬めで少し弱々しく感じ、あまり聞く気にはなれないというジレンマを抱えていた曲でした。

ハイレゾでは、CDとは全く別物といった印象を受けるほど、どっしりした音になっています。

バスドラムは重く、左右ステレオに振られたエレキギターは厚みを帯び、空間上部には同じく厚みを持ったシンセサイザーが鳴り響いています。

音色も自然で、エッジを強調しない、なめらかなものとなっています。

10.永遠の詩

ドラムの入っていない静かで荘厳な短いエンディング曲ですが、その分、ハイレゾとCDでは空間の違いを感じます。

CDでは耳から顎のあたりで音が鳴っているのに対し、ハイレゾは顎の少し下から頭のてっぺんぐらいまでの上下の広さと、CDよりも深い奥行きを感じます。

解像度、音の重さ等の違いはあまり感じませんでした。

まとめ

「THE RENAISSANCE」のハイレゾをまとめると以下の通りです。

  • CDよりも空間が広く、立体的である
  • 音のエッジを強調しない、なめらかな音
  • 各音の音像が大きく、CDよりも広い空間をびっしりと埋め尽くしている
  • 左右で鳴っている音と中央で鳴っている音の分離がしっかりしている
  • エレキギターの音が、その弾き方のニュアンスが分かる程、生々しい
  • 曲によりけりだが、ドラムのスネア、バスドラム、ロータムの音が重々しい

こんな感じで、今回の検証結果としては、「THE RENAISSANCE」のハイレゾとCDには、はっきりと分かる違いがありました。

これは、ハイレゾであることと同時にイギリスのAbbey Road Studiosでのリマスタリングが功を奏しているように思われます。

今までいくつかハイレゾとCDのレビューをしてきましたが、「THE RENAISSANCE」に関しては、絶賛に値すると思います。

THE ALFEEファンで、ハイレゾ環境が整っている方は是非購入してみてください。

ちなみに、この記事をいつ読まてれいるかによりますが、2016年12月1日から12月26日までの間、SONYの音楽配信サイト「MORA」にて、ハイレゾのプライスOFFキャンペーンを行っており、一部の楽曲が通常よりも安価で購入できるようになっています。

その内、ALFEEの「ALFEE’S LAW」「THE RENAISSANCE」「THE BEST SONGS」「AGES」「JOURNEY」の5枚が、通常の約半額となっています。この機会に是非!

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