80年代アイドルソングで個人的に好きな30曲を選曲してみました。
それ故、懐かしの番組等で紹介される曲とは少し違うマニアックな部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。
なお、80年代アイドルの王道ソングを知りたい方はこちらの記事をご覧になってみてください。
80年代アイドルソング BEST 30
選曲の範囲は、石野真子さん辺りからWink辺りまでのシングルA面の曲にしました。
順位を付けていますが、あまり意味はありません。
ただ、1位の曲は私の中では絶対的1位です。
それでは、30位からカウントダウン形式で紹介していきたいと思います。
30位 まちぶせ(石川ひとみ)
作詞作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆
石川ひとみさんが情感たっぷりに歌うマイナー調(悲しげな曲調)の「まちぶせ」は、当時、私の大好きな曲でした。
この曲は、もともと三木聖子さんのために作られた曲ですが、三木聖子さん、石川ひとみさん、それぞれの歌い方が個性的で、どちらの「まちぶせ」も大好きです。
石川ひとみさんの「まちぶせ」がヒットする前、私は石川ひとみさんが主人公の声優を担当していたNHKの人形劇「プリンプリン物語」をいつも見ていました。
その頃は、同時期に活躍していた倉田まり子さんに見た目が似ていて、たまに間違えたりしましたが、歌手としては、「HOW!ワンダフル」がヒットした倉田まり子さんの方が認知度が高かったように思います。
紅白歌合戦で涙を流しながら「まちぶせ」を歌う石川ひとみさんを見て、笑顔が印象的な石川ひとみさんでも、色々大変な道のりがあったんだな、人気が出て良かったね!なんて思っていました。
29位 もしも明日が(わらべ)
作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:佐藤準
ファーストシングルの「めだかの兄弟」もかわいらしくて好きでしたが、私はマイナー調のメロディーが好きなので、「もしも明日が」のイントロから心を掴まれてしまいました。
のぞみちゃんがいなくなって淋しいなとも思っていました。
28位 瞳はダイヤモンド(松田聖子)
作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂(松任谷由実) 編曲:松任谷正隆
けだるい感じから始まって、サビで感情が爆発する雰囲気が好きです。
作曲は呉田軽穂、つまり松任谷由実さんで、歌謡曲とは違ったニューミュージックの浮遊感があり、もはやアイドルソングという作風ではありません。
松田聖子さんの曲は、シングルごとに雰囲気が違い、1曲1曲に強いインパクトがありました。
27位 無国籍ロマンス(荻野目洋子)
作詞:岡田富美子 作曲:坂本龍一 編曲:入江純
荻野目洋子さんの4枚目のシングル曲です。
マイナー調で、サビ終盤の「ここはどこ~」のファルセットの辺りが特に好きです。
「ダンシング・ヒーロー」以後のカッコいい路線も良いですが、私は、それ以前のいかにもアイドルといった荻野目洋子さんの方が、どちらかというと好きです。
個人的には、荻野目洋子さんの曲の中で、「流星少女」という曲が一番好きですが、この曲はデビューシングル「未来航海」のB面の曲なのではずしました。
26位 悲しいくらいほんとの話(原田知世)
作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:星勝
原田知世さんのデビューシングルです。
来生たかお・えつこさんコンビ作品ですが、この2人の作る作品は、こういったデビュー間もないアイドルの素直な歌い方によって、より歌詞の実体感を増しているような気がします。
25位 失恋記念日(石野真子)
作詞:阿久悠 作曲編曲:穂口雄右
石野真子さんの曲は、好きな曲がたくさんありますが、一番好きな曲と言われれば、このポップでマイナー調の「失恋記念日」です。
「Non No No Non」や「失恋記念日」というフレーズが印象的で、思わず口ずさんでしまいます。
24位 夕暮れ気分(堀ちえみ)
作詞:諸星冬子 作曲:天野滋 編曲:清水信之
ほんわかした雰囲気で始まる曲ですが、途中からマイナー調になり、徐々に感情が高まって行く雰囲気が好きです。
23位 想い出のセレナーデ(浜田朱里)
作詞:山上路夫 作曲:森田公一 編曲:若草恵
キレの良いハープシーコードの音色で始まる切ないメロディーの曲です。
石川ひとみさんの「まちぶせ」のように、情感たっぷりに歌う感じも好きです。
当時、自宅近所のデパートにこの曲のイベントで浜田朱里さんがやって来て、その時にレコードを購入しました。
22位 最愛(柏原芳恵)
作詞作曲:中島みゆき 編曲:倉田信雄
かなり切ないメロディーのバラードで、サビに向かって盛り上がって行く感じや、クラシカルなアレンジが特徴的です。
私はあまり歌詞は重視しないのですが、この曲の歌詞はインパクトがあって、こういった私の耳にも自然と歌詞が入って来ます。
柏原芳恵さんの曲の中では、こういったマイナー調の曲が好きで、「タイニー・メモリー」「あの場所から」「春なのに」なども好きです。
朝倉理恵さんの歌う「あの場所からも」好きです。
21位 待ちぼうけ(堀ちえみ)
作詞作曲:竹内まりや 編曲:鈴木茂
曲調も歌い方もかわいらしく、「もう、あなたなんか嫌い」というフレーズが好きです。
歌詞のオチも面白いです。
竹内まりやさんのこういった作風は、岡田有希子さんらに受け継がれていきました。
20位 脱・プラトニック(桑田靖子)
作詞:売野雅雄 作曲:芹澤廣明 編曲:萩田光雄
中森明菜さんの「少女A」のようなカッコいい曲です。
作詞作曲編曲者が、「少女A」と全く同じなので、この路線で桑田靖子さんを売り出そうとする戦略が垣間見えます。
曲自体も好きですが、当時、桑田靖子さんの歌のうまさに惹かれました。単純に聴いていて気持ちが良くなります。
80年代アイドルの歌唱力は、大体、一定のレベルをクリアしていましたが、桑田靖子さんは跳びぬけてうまいと思いました。
アイドル歌手で、これほど歌がうまいと思ったのは、岩崎宏美さん以来の事でした。
なお、83年組と言われた桑田靖子さん、森尾由美さん、徳丸純子さんらを含む仲良し7人組(通称:お神セブン)のライブが決定しました。
2018年11月に開催予定ですが、詳細をまとめておきましたのでご覧になってみてください。
★お神セブンライブインフォメーションはこちら
19位 マイ・ボーイフレンド(北原佐和子)
作詞:堀川まり 作曲編曲:梅垣達志
北原佐和子さんを見て、単純にかわいいと思って、このデビューシングルを購入しました。
曲調もかわいらしく、今でも時々聞きたくなる曲です。
当時、北原佐和子さん、三井さん、真鍋ちえみさんと共に「パンジー」というグループ名が付けられていましたが、音楽活動はソロでした。
真鍋ちえみさんのテクノ歌謡「ねらわれた少女」もお気に入りです。
18位 Temptation (誘惑)(本田美奈子)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:大谷和夫
マイナー調のミドルテンポの曲で、サビのベースラインがカッコいいです。
先程の桑田靖子さん同様、本田美奈子さんはとても歌がうまく、聴いていて気持ちが良いです。
当時はほぼ地元だったので、友達が「本田美奈子がお母さんと買い物しているところを見たよ!」という話を時々聞きました。
17位 星空回線(佐野量子)
作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:瀬尾一三
佐野量子さんの曲は、こういったマイナー調の曲が多いですが、その中でも、この曲が好きです。
ミドルテンポの曲ですが、アレンジがカッコよく、ノレます。
16位 背徳のシナリオ(Wink)
作詞:及川眠子 作曲:門倉聡 編曲:工藤崇
ロシア民謡をカッコよく、ダイナミックにアレンジしたような曲調が好きです。
この曲のWinkの振りも好きで、サビの部分でお互いの手をトントンと叩き合う部分が特に好きでした。
15位 情熱(斉藤由貴)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:武部聡志
私はマイナー調の曲が好きなせいか、淋しげな表情が美しいアイドルが好きでした。
その中で一番心魅かれたのは、斉藤由貴さんでした。
「白い炎」も好きでしたが、この「情熱」の方がゆったりとしたリズムで曲の雰囲気が重々しく、淋し気な感じが増していて、大好きな曲です。
14位 あいにく片想い(桑田靖子)
作詞:来生えつこ 作詞:来生たかお 編曲:萩田光雄
マイナー調の曲で、Aメロのメロディーが階段を下りるように様に徐々に下降していく感じや、サビの日本人好みなメロディー(いわゆるクサメロ)が好きです。
13位 花の精~わたしのON-AIR~(沢田玉恵)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:武部聡志
マイナー調のカッコいい曲です。
沢田玉恵さんも、桑田靖子さん、本田美奈子さん同様、歌がうまいなと思ったアイドルです。
この曲はデビュー曲ですが、デビュー曲とは思えないぐらい、堂々と歌っています。
サビ終盤の「ん~」という所が心にグサッとくるポイントです。
セカンドシングルの「紫外線」も「花の精」のカッコいい路線の曲で大好きです。
シングル2枚のみで引退してしまったのは寂しい限りです。
12位 秋のIndication(南野陽子)
作詞:許瑛子 作曲編曲:萩田光雄
クラシカルなバイオリンの伴奏から始まり、ミドルテンポの切れの良いリズムにアコースティックギターのジャラランという音が乗るアレンジが好きです。
マイナー調のメロディーで始まりますが、南野陽子さんのサラッとメロディーをなぞって行く感じが、アコースティックギターの切れと相まって、聴いていてとても心地よいです。
11位 ら・ら・ば・い ~優しく抱かせて(本田美奈子)
作詞:有森聡美 作曲:MIO 編曲:富田素弘
荘厳な感じのイントロ・間奏・アウトロや、ノリの良いリズムが好きです。
マイナー調の曲ですが、ノリが良く、カッコいいです。
この曲は20枚目のシングルですが、デビューからザ・ベストテン辺りで時折聴かれた、お腹から太い声を張り出すような誇張された歌い方ではなく、とても自然な歌い方をしています。
この頃、本田美奈子さんはミュージカルに進出していた時期で、相当歌のレッスンを積んでいたせいか、この「ら・ら・ば・い ~優しく抱かせて」では、ファルセットで超高音を難なく出しています。
この曲で、本田美奈子さんのポップス歌手としての最高の歌を聴くことが出来ます。
10位 秋からも、そばにいて(南野陽子)
作詞:小倉めぐみ 作曲:伊藤玉城 編曲:萩田光雄
南野陽子さんの曲の中で、私の一番好きな曲です。
「秋のIndication」に似た感じのマイナー調の曲で、ポップスにクラシカルなアレンジを施した美しい曲です。
ザ・ベストテンでこの歌を歌った時、歌詞が飛んでしまって、手を震わせながら歌唱したシーンが今でも忘れられません。
9位 悲しみSWING(本田美奈子)
作詞:小林和子 作曲:西木栄二 編曲:大村憲司
ハリのあるスネアの音、カッコいいベースライン、キレのあるキーボードのコード弾きなどのアレンジがカッコよく、今でも頻繁に聴く曲の一つです。
この曲では、本田美奈子さんは比較的サラッと歌っており、曲のアダルトな雰囲気が良く伝わってきます。
8位 探偵物語(薬師丸ひろ子)
作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 編曲:井上鑑
クリスタルボイスで歌われる薬師丸ひろ子さんの曲は、どの曲を聴いても気持ちが良いです。
「探偵物語」は、比較的ゆったりした曲調ですが、フワッとした歌い方が絶妙にマッチしていて、特にサビ終わりの「きっと~」の音を伸ばす部分を聴いていると、音の空間に自分に意識が吸い込まれていくような錯覚に陥ります。
7位 Love Fair(岡田有希子)
作詞作曲:かしぶち哲郎 編曲:松任谷正隆
ノリの良いリズム、胸に響くようなスネアの音、かっこいいベースライン、キレのあるキーボードのバッキング、こういったアレンジが気持ち良いです。
マイナー調のメロディーからサビではメジャー調に変わる感じもドラマティックで好きです。
当時、私はいつか懐かしんで見る時が来るだろうと思って、歌番組を良く録画していました。
たまにそのビデオを見ますが、ザ・トップテンでの「Love Fair」のセットが階段になっていて、階段が徐々に出来上がって、それを歌いながら下って行くという設定の回がありました。
岡田有希子さんは、その設定が不安なのか暗めの表情で、この「Love Fair」を歌っていたのがとても印象的でした。
6位 大人になれば(大場久美子)
作詞作曲:浜口庫之介 編曲:萩田光雄
当時、コメットさんに出演している大場久美子さんが好きで、この人と結婚したいと思っていました(;^ω^)
大場久美子さんの事を意識し始めたのは、このコメットさんからだったので、主題歌の「キラキラ星あげる」や「スプリング・サンバ」ぐらいしか知りませんでした。
その後、大場久美子さんのベスト盤をカセットテープで購入し、よく聴いていましたが、その時好きだったのは、「ディスコ・ドリーム」「ヘッドホーン」「愛をみつけて」でした。
大人になってから、大場久美子さんの曲を聴いていると、何故か「大人になれば」が気になってよく聞くようになりました。
大場久美子さんの歌の魅力は、歌詞をセリフの様に、言葉に感情を込めて歌う部分だと思います。
「大人になれば」はそれを一番感じやすい曲で、例えば「夢とは何でしょう?」という歌詞の「何」という部分の歌い方にドキッとしてしまいます!
5位 淋しい熱帯魚(Wink)
作詞:及川眠子 作曲:尾関昌也 編曲:船山基紀
重い4つ打ちのドラムのキックとキレのある伴奏に、フワッとした歌が乗るこの曲は聴いていて非常に気持ちが良いです。
この曲自体が好きという事もありますが、当ブログでイヤホン・ヘッドホンのレビューをする際に、音質の良いこの曲を試聴曲として頻繁に使用するということもあり、上位に食い込みました。
4位 いつまでも好きでいたくて(Wink)
作詞:秋元康 作曲:門倉聡 編曲:加藤和彦
またまたWinkですが、ゆったりとしたアコースティックギターのアルペジオの伴奏に優しい歌声が乗るこの曲は、疲れた時に頻繁に聴く大好きな曲です。
これと似た感じの曲がWinkの化粧品のCM「プルミエ」で流れていましたが、その曲が大好きで、未だにその曲がCD化されないかなと思っています。
時々、軽井沢にドライブへ行くと、避暑地のイメージのあるこれらの曲を思い出します。
3位
作詞作曲:加藤登紀子 編曲:若草恵
中森明菜さんの歌う刹那ソングが大好きな私ですが、この「難破船」は、その極みと言うべき曲で、中森明菜さんのマイナー調の曲の中で、一番グッとくる曲です。
ボソボソとした歌い方から始まって、サビで感情がドバっと放出されるドラマティックさに心揺さぶられます。
2位 卒業(斉藤由貴)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:武部聡志
コロコロっとしたイントロから始まる非常にかわいらしい、アイドルど真ん中という曲調が大好きです。
斉藤由貴さんの歌い方が特徴的で、時折見せるファルセットに、自分の意識がフーッと飛んでいきそうになり、その感覚が心地よいです。
当時、テレビで歌う姿をみて、かわいいのはもちろんの事、カッと見開いた大きな瞳に吸い込まれそうになりました。
1位 ラブレター(河合奈保子)
作詞:竜真知子 作曲:馬飼野康二 編曲:若草恵
サビメロから始まる疾走感のあるマイナー調の曲です。
私はアイドルの中で河合奈保子さんが一番好きです。
素直、明るい、礼儀正しい、かわいい、歌い方もかわいい、、、。
ただ、他のアイドルと曲を比べた場合、河合奈保子さんの全ての曲が他のアイドルの曲よりも好きかというと、それはまた別の話です。
当時、どちらかというと松田聖子さんの方が人気がありましたが、私は松田聖子さんのレコードは友達から借りて、自分が購入するアイドルのレコードは河合奈保子さんのレコードばかりでした。
この時、「奈保子ちゃんが好きだけど、曲は聖子ちゃんの方が好きかも?」と思ったことが正直、多々ありました。
河合奈保子さんの曲は、私の好きなマイナー調の曲も多かったので気に入っていましたが、似た感じの曲も多く、もうちょっと違う雰囲気の曲も聞きたいなと思っていました。
その点、松田聖子さんの曲は1曲ごとに雰囲気が違い、メロディーやアレンジも普通のアイドルソングとは違っていて、とても新鮮でした。
当時は誰が作詞作曲をしているかなんて気にしていませんでしたが、後になって有名ミュージシャンの方々が松田聖子さんの曲を担当していたことが分かり、合点がいきました。
さて、「ラブレター」が1位になった理由ですが、単純に河合奈保子さんが好きという事もありますが、斉藤由貴さんの「卒業」が、私にとってのかわいらしいアイドル王道ソングだとすると、「ラブレター」は、私にとってのアイドルせつなソングの王道です。
河合奈保子さんは、1981年のNHK「レッツゴーヤング」のリハーサル中の転落事故により、腰椎圧迫骨折の重傷を負いました。
その後、しばらく療養していましたが、「ラブレター」は、その復帰第一弾シングルでした。
ただ、まだ怪我は完治しておらず、腰にコルセットを巻いて、しかも笑顔で歌っていた河合奈保子さんを今でも忘れることが出来ません。
河合奈保子さんの「ラブレター」は曲の良さと、こういった私の深い思い出と共に1位となりました!
まとめ
星の数ほどあるアイドルソングから無理矢理30曲に絞ったので、まだまだ紹介したい曲はたくさんあります。
今後、色々な視点で80年代アイドルについて書いてみたいと思いますので、また遊びに来てください(^^♪
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